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毎日大変生活

サンタクロースの部屋

「サンタクロースの部屋」 松岡享子著 こぐま社

この本の中に、このような文があります。

   サンタクロースを信じる能力、この能力はたしか、キャパシティーという言葉が使われていた。
キャパシティーは、劇場の座席数を示す時などに使われる言葉で、収容能力を意味する。

心の中に、ひとたびサンタクロースを住まわせた子は、心の中にサンタクロースを収容する空間を作り上げている。

サンタクロースその人は、いつかそのこの心の外へ出ていってしまうだろう。
だが、サンタクロースが占めていた空間は、そのこの中に残る。

この空間がある限り、人は成長に従って、
サンタクロースに代わる新しい住人を、ここに迎え入れる事が出来る。


   この空間、この収容能力、つまり目に見えないものを信じるという心の動きが、
人間の精神生活のあらゆる面で、どんなに大事かは言うまでもない。

のちに、一番崇高なものを宿すかもしれぬ心の場所が、
実は幼い日にサンタクロースを住まわせる事によって作られるのだ。

別にサンタクロースには限らない。

魔法使いでも、妖精でも、鬼でも仙人でも、ものいう動物でも、
空飛ぶ靴でも、打ち出の小槌でも、岩戸を開けるおまじないでもよい。
幼い心に、これらの不思議の住める空間をたっぷりととってやりたい。



私的感想

自分自身が幼い頃、サンタクロースを住まわせてた空間に、
あなたは、今、何を住まわせていますか?

そこには、 「信じる」「想像する」「創造する」いろんな能力が住んでいるのでしょうね。


人にそれがなかったら、世の中はなんて索漠とするんだろう。。。と思います。


お金も大切だけど、もっと大切なものが、そこに住んでいるのでしょうね♪
    

 


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